ハウスクリーニング業者に一戸建てのクリーニングを依頼する時の相場

ハウスクリーニングはクリーニングのプロが、専用の道具と技術で家中の汚れをキレイにするサービスです。
素人では手が付けられない場所まで対応してくれるのが、ハウスクリーニングを利用する利点です。

中古住宅を購入して入居する前に掃除を依頼したり、今住んでいる賃貸住宅から引っ越す時などにハウスクリーニングを依頼できます。
ハウスクリーニングの料金は部屋の数や、面積によって変わってきます。

家の全ての部分を掃除すると大掛かりな作業になるので、個別で依頼することも可能です。

この記事ではハウスクリーニングを利用するメリットと料金のおおよその相場について紹介しています。

 

中古住宅のハウスクリーニングをするメリット

中古住宅を購入した時には、入居者が家に引っ越す前に住宅のクリーニングをすると良いでしょう。
家具や家電を設置してからでは、隅々までキレイにするのは困難なので、人が住む前に徹底的に掃除するのがベストです。

中古住宅を引き渡す時には、ハウスクリーニングは条件の中に含まれていないので、前の住人が退去する時にクリーニングをしていない可能性もあります。
さっと拭き掃除はしたかもしれませんが、フローリングやクロスの汚れなどは新しい入居者が清掃しなくてはなりません。

中古住宅の交渉をする際には、現状で引き渡すため以前の住人は、修理やリフォームをしないまま新しい入居者に引き渡します。
新しい入居者も契約する前に、家の中を確認したものの、前の住人が住んでいる状態だと、家具の裏側の汚れや傷までは確認できません。

また入居する前は清掃業者が入ると思い込んでいて、引っ越しの当日になってフローリングやクロス、キッチンやトイレ、浴室の汚れが酷くて困るというケースもあります。
たとえ汚れが酷くない状態でも、ハウスクリーニングをしてから入居した方が、生活は快適になります。

プロの技術で家を丸ごと掃除してもらえば、キレイな状態をしばらくキープできて、新築に引っ越して来たような気分を味わえます。

引っ越しの時は、荷物をまとめたり、整理したり、行政上の手続きもたくさんあるので、あっという間に時間が無くなり、新しく住む家の掃除までは手が回りません。
新しい住宅の部屋が多ければ、クリーニングする面積も大きくなります。

部屋ごとのエアコンの掃除も入れると掃除をする範囲が広がるので、負担が大きくなります。
仕事や学校の事情ですぐに入居しなくてはならないこともあるので、自分でゆっくり掃除をする時間も取りにくくなります。

そんな時にはプロのハウスクリーニングを利用すると良いでしょう。
清掃の技術を持つスタッフが集中的に作業を行い、効率よく作業が進みます。

さらに入居する前に徹底したクリーニングをしておけば、家を長持ちさせることができます。
入居後は汚れた箇所を小まめに拭き取れば、キレイな状態を保ちやすくなります。

入居前は部屋の中に家具が設置されていないので、ワックスをかける時にも物をどかす必要が無いので、業者の作業の負担が減り費用も安く済ませることが出来ます。

 

戸建て住宅のハウスクリーニングの相場について

 

浴室

浴室のクリーニングを依頼した時は約12,000円程度から約18,000円程度が相場で、浴室の壁、天井、浴槽、窓、排水口、換気扇など全ての箇所を掃除してくれます。
浴室クリーニングの対象は浴室内だけで、洗面所は追加依頼が必要になるので注意が必要です。

 

キッチン

キッチンのクリーニングでは、コンロや壁、戸棚や照明などキッチン周辺を掃除してくれます。
キッチンの種類や大きさによっても異なりますが、相場は約12,000円程度から約20,000円程度です。

キッチンは毎日使うので汚れやすく、油汚れなど頑固な汚れがあると高価格になります。
なおキッチン全体の依頼ではなく、レンジフードや換気扇の単体で依頼することもできます。

レンジフードは約11,500円程度から約12,500円程度で、プロペラ式の換気扇ならば約7,000円程度から約11,000円程度が相場です。

 

トイレ

トイレのクリーニングは安めで、相場も約6,000円程度から約9,000円程度です。
プロは便座を外して掃除したり、自分では掃除できない場所までキレイにしてくれるので、いつまでも衛生的な状態を保てます。

トイレのクリーニングには幾つものオプションがあり、汚れが付きにくくなる汚れ防止のコートを塗布したり、雑菌が繁殖できないような除菌クリーニングをすると約3,000円程度から約4,000円程度の追加費用がかかります。

 

洗面所

洗面所のクリーニングを依頼すると、洗面台を磨いてもらえ、ボウルや鏡なだけではなく排水口などの細かい部分までキレイにしてもらえて、相場は約7,500円程度から約10,000円程度です。洗面台もトイレと同様に汚れ防止のコートを塗布するオプションがあり、依頼すると追加で約2,000円程度から約3,000円程度かかります。

水回りをまとめて依頼すると、単体で依頼する時よりも安くなることがあります。例えばキッチン、トイレ、浴室と洗面所をセットで依頼すると約15,000円程度から約38,000円程度。
この3つにキッチンやレンジフード又は換気扇を追加すると、約18,000円程度から約75,600円程度が相場になります。

 

床の洗浄とワックスがけをする時は、広さによって金額が違います。
基本は6畳当たりで 約8,400円程度から約15,000円程度が相場ですが、床材の種類によっても変動します。

床の洗浄は価格の一覧リストに表記しづらく、相場が変動しやすいので、見積もりの時に念入りに確認しておきましょう。

 

エアコン

エアコンは性能によっても費用が異なります。
一般のエアコンであれば約8,000円程度から約9,000円程度が相場ですが、自動掃除機能が付いた高機能なエアコンだと約13,500円程度から約15,500円程度かかります。

エアコン清掃では分解して、中のフィンを掃除するので、高機能なエアコンだと構造が複雑になり、分解に時間がかかるので費用も高くなります。

 

一戸建て住宅のクリーニングとマンションの違い

家を丸ごとクリーニングしてもらう場合は、アパートやマンションよりも一戸建ての料金が高くなる傾向があります。
たとえ同じ間取りでも一戸建ての方が広い面積で、廊下や階段のスペースも追加されます。

家によっては洗面台やトイレが2つある物件もあり、掃除する箇所が増えるので料金が上がります。
もちろん一戸建てだからという理由で金額が高くなるわけではありませんが、アパートやマンションよりは相場以上の費用がかかりやすいことを覚えておくと良いでしょう。