リビングの汚れが気になるときに、ハウスクリーニング業者に清掃を依頼すると良いのですが、初めて頼むときには誰でも気が引けます。
作業にどれくらいの時間や費用がかかるのか、リビングの掃除を自分でするときと比べて、プロに頼むメリットはあるのか悩ましい所です。
この記事では、ハウスクリーニング業者のリビングの清掃内容を紹介しています。プロにリビングの清掃を依頼するメリットについても説明しています。
リビングの床をクリーニングする
ハウスクリーニング業者にリビングのクリーニングを頼むと、どのような作業をしてくれて、大体どれくらいの時間や料金が必要か知りたいところです。
キッチンからリビングまでの床がフローリングのときには、定期的にハウスクリーニング業者にワックス掛けを依頼すると良いでしょう。
ワックスで表面をコーティングすれば傷や汚れがフローリングまで到達しません。小さい子どもがいる人や部屋でペットを飼っている人におすすめです。
ワックス掛けの大まかな手順
まずリビングのソファーやテーブルを別の部屋に動かし、掃除機を使ってホコリを吸い取ります。
そのあとフローリング用の洗剤を使って表面を洗い、汚水を吸い取ってから水拭きと乾拭きをします。
表面が乾いてからワックスを塗り、しっかり乾燥させてからテーブルとソファーを戻せば終了です。フローリングのクリーニングにかかる時間は、およそ1時間半から2時間です。
なおリビングのワックスを自分で塗り足していて、すでにフローリングの上に何十層ものワックスの層が出来あがっている状況では、一度古いワックスを剥離しなければなりません。
剥離作業は時間がかかり追加の料金も発生します。
リビングに畳があるときの掃除の手順
畳の目に沿って掃除機でホコリを吸い、内側や溝の汚れを除きます。
それから畳に適した畳拭き用の洗剤を使って、畳の表面をキレイに拭きます。
そのあとで害虫が発生しないように殺菌消毒をします。
畳洗いの料金は1帖ごとに決まっていて、作業に必要な時間は6帖で2時間ほどです。
リビングのカーペットや絨毯のクリーニングをするときの手順
まずソファーやテーブルを別の場所に移動させて、専用の掃除機でホコリやゴミを取り除きます。
それから専用の洗剤とブラシを使ってカーペットや絨毯に付いたシミを手作業で落としていきます。
スチームや床洗いの機械を使って全体をキレイにします。
バキュームで汚水をキレイに吸収して、しっかり乾燥させてからソファーやテーブルをもとに戻せば終了します。
作業時間は10帖のカーペットで2時間弱ほどかかり、家具を移動する場所の距離があったり、家具が大きいときには、別途で移動の費用が必要になります。
壁や照明のクリーニングについて
クロスについた汚れを洗浄すると、部屋がこれまでよりも明るく感じます。
クロスに付着した黒ずみやタバコのヤニ汚れを掃除するときには、まず周りが汚れないように養生してから、ホコリを取り除きます。
そのあとで専用の洗剤を使って洗い、タオルで拭き上げれば作業が完了します。また照明のクリーニングをするときも、作業を始める前に周りにホコリが飛ばないように養生を使って保護します。
次にスイッチを入れて点灯するかをチェックして、問題が無ければ蛍光灯を取り外します。
洗剤の成分を含んだタオルで照明を拭いてから、水拭きと乾拭きをします。
カバーをキレイに磨いてから壊れないように取り付けて、明かりが付くかを確認したら終了します。
クロスのクリーニングに必要な時間は2時間くらいで、クリーニングの費用は部屋の広さによって違います。
照明器具のクリーニングは、汚れの程度や照明の数によって、クリーニングにかかる時間が違ってきます。
もちろん、クリーニングの費用は照明の種類によって異なり、シャンデリアなどの掃除を頼むと値段も高くなります。
リビングの窓ガラスのクリーニングについて
窓ガラスや網戸は、雨風の汚れで自然に汚れていきます。
窓ガラスをサッシから外してクリーニングするのは一苦労なので、プロに任せた方が無難でしょう。
窓ガラスを掃除するときには、まずは外せるものをすべて外して、洗剤を付けてキレイにします。
窓ガラスを水でキレイにしたあとに、乾きタオルで拭きあげれば作業終了です。
なお窓ガラスがはめ込み式で外れないときには、付けたままで作業をおこないます。
窓ガラスのクリーニングにかかる時間は、2枚で30分から1時間ほどで、クリーニングの費用は汚れの程度や窓の数で変わります。
リビングのエアコンのクリーニングについて
エアコンから嫌な臭いがするときに、放っておくと内部でカビが繁殖するおそれがあります。
異臭がしたりホコリによるアレルギーでくしゃみが出るなどの症状が出たら、すぐにクリーニングをしましょう。
作業の工程はまず分解できるものは分解して、汚水が垂れないようにカバーを掛けます。
また機械装置がある部分に水が入らないように、ビニールで養生をします。
それからエアコン内部の汚れを高圧洗浄機で洗い流します。
洗浄が終了したら外したものを再び取り付けて、スイッチを入れて運転ができるか確認します。
作業にかかる時間は2時間程度ですが、エアコンの形状や種類によってクリーニングの費用と掛かる時間が違ってきます。
オプションでリビングの家具もクリーニングできる
リビングに置いてあるソファーやテーブルは毎日使っているので、手アカや汗などが付きます。
また家具の下にはゴミが溜まりやすくなります。
そのままにしておくと、ダニが発生してしまう可能性があるため、洗剤を使って丸洗いをして汚れや害虫を取り除きましょう。
作業工程はまず掃除機を使って小さなゴミを吸い取ります。
次に洗剤を塗ってからしばらく置き、ブラシで軽く擦りながら汚れを浮かせます。
汚れが酷いときにはスチームなどの専用の機械を使って、水をすすぎながら内部の汚れまでキレイに落とします。
汚水を吸い取ってから乾燥さて、最後に拭きあげれば作業は終了します。
所要時間やクリーニングの費用は、家具の大きさや汚れの程度で違ってきます。