浴室乾燥機のクリーニングを自分で行う方法とハウスクリーニング業者に掃除を頼む利点

浴室乾燥機は換気扇としての機能だけでなく乾燥、送風、暖房などの機能が付いた商品もあり、風呂場のエアコンのような働きをします。

しかし4年から5年使い続けると、内側にカビやホコリが蓄積され、換気や乾燥の性能が下がっていきます。
すので、定期的に内部のクリーニングをすることをおすすめします。

この記事では、浴室乾燥機の掃除方法やハウスクリーニング業者を利用するメリットについて紹介しています。

 

なぜ浴室乾燥機が汚れるのか

浴室では目に見えない塵や小さなゴミ、綿埃、髪の毛などが、空中を浮遊しています。
浴室乾燥機は浴室の空気や湿気を内部に取り入れて、風を送り出す作業を繰り返しています。

そのため長時間使っていると、ゴミやホコリを内部に集めやすくなります。
浴室は湿度が高いので浴室乾燥機で乾燥させなければならず、使用中にゴミと湿気を吸い込みます。

ゴミと湿気が混ざると、ホコリは剥がれにくくなります。
内側にこびり付いたホコリは、空気の通りを妨げてしまうので、定期的にクリーニングをして取り除く必要があります。

風呂場は水気が多く、カビが溜まりやすい環境です。
浴室はカビが好む湿気があり、浴室乾燥機はホコリが浮遊した空気を吸い込みます。

それで毎日乾燥機を使っているだけで、カビの栄養を作っています。
特に高機密性住宅においては、湿度が高まるのでカビが増えやすい傾向があります。

浴室乾燥機の内部を清掃しないでホコリが溜まったままにしておくと、すぐにカビが増えてしまうので、定期的に内部を確認してみましょう。

 

浴室乾燥機の洗浄方法について

自分で出来る浴室乾燥機のクリーニングは、フィルターの清掃です。
使用するのは掃除機とゴム手袋、タオル、中性洗剤だけなので、手間がかからない簡単なクリーニングです。

作業を始める前にはブレーカーを切って、浴室乾燥器が停止した状態で始めると安心です。

浴室乾燥機は天井に取り付ける構造の物が一般的で、中央のパネルの中にフィルターあります。
なお手が水で濡れていると感電する恐れがあるので、作業の前にはゴム手袋を付けましょう。

パネルはネジで固定されています。ネジを外す前に排水口を塞いでおき、下に落ちたネジを無くさないように気を付けましょう。
パネルの取り外しは簡単なので、商品の取扱説明書を見ながら作業してください。

浴室乾燥機の中に取り付けてあるフィルターにホコリが付着すると、洗濯機で洗い終わった衣服の乾燥にかかる時間が長くなり、結果として電気代が上がります。

浴室乾燥機の会社によって異なりますが、フィルターの清掃は基本的に毎月一度か三カ月に一度が望ましいようです。
方法としては、ます掃除機でフィルター表面のホコリを吸い取り、歯ブラシで小さいホコリを取り除きます。

固まったホコリは中性洗剤に漬けておくと汚れが落ちやすくなります。
メーカーが推奨する中性洗剤もあるので、取扱説明書を良く見て合った洗剤を使うようにしましょう。

清掃中には水や洗剤を直に浴室乾燥機に塗布しないように気を付けましょう。
場所によっては故障や漏電の原因になりかねません。

もし浴室乾燥機の内部に洗剤がかかってしまったときには、取扱説明書を読んで適切な対処をしてください。
洗い終わったフィルターは日陰で乾かしましょう。

濡れたままのフィルターをそのまま設置すると、乾燥機が壊れる原因になるため、十分に乾かしてからフィルターを取り付けるようにしましょう。

 

浴室乾燥機の清掃をプロに依頼する

浴室乾燥機を長時間回しているのに、洗濯物がなかなか乾かないときや、中からホコリが落ちてきたときなどは、ハウスクリーニング業者に内部の清掃を頼むと良いでしょう。

もしかしたら浴室乾燥機の内部にホコリが溜まり、カビが生えているかもしれません。
ハウスクリーニング業者は、浴室乾燥機を分解清掃してくれ、内部までキレイにしてくれます。

半年に一回のペースでプロに頼むと良いと言われています。
商品によりますが、取扱説明書には内部のクリーニングについて記載がないので、内部の清掃は素人にはハードルが高いです。

また作業中に誤ってネジをなくしたり、清掃方法が適切でないと、クリーニング後に乾燥機が動かないこともあります。
ハウスクリーニング業者では、浴室乾燥機の清掃だけの単独依頼も可能です。

また、キッチンやトイレと浴室の清掃をまとめて頼むと、セット価格で少し安くなる場合があります。
まず業者に見積りを出してもらい考えてみましょう。

浴室乾燥機の掃除の料金は、清掃会社によって異なりますが、料金の相場を知っておくと他社と比べやすくなります。
浴室乾燥機のクリーニングは、約10,000円が相場です。

プロは分解できる場所は分解して、内側の細かい場所までキレイにしてくれるので、内部が清潔になり換気性能も上がります。
商品によっては内部の取り外しが出来ないものありますが、簡易清掃ならば約6,000円で出来ます。

浴室乾燥機に加えて、浴室全体のクリーニングを頼むと約25,000円から30,000円が相場になります。
定期的にプロの清掃を頼めば、フィルターはほとんど汚れません。

浴室乾燥機の臭いや汚れが酷いと感じるときには、ハウスクリーニング業者に依頼すると良いでしょう。

 

浴室乾燥機が汚れないように普段からできる対策

長い間浴室の掃除をしないでいると、浴室乾燥機が空気を吸い込んだときに、ゴミやホコリがフィルターに蓄積されています。
それで浴室をいつも清潔に保つことが大切です。

入浴後には石鹸カスをお湯で洗い流したり、浴槽やタイルをスポンジで洗うと良いでしょう。
排水口に溜まった髪の毛などを取り除き、ピンクのヌメリがあるときには、中性洗剤を使って擦るようにしましょう。

ヌメリを放っておくと黒カビに変わってしまうので、ピンク色の時点で掃除することを心がけましょう。

浴室の使用後は水気が残りやすく、乾燥機の中にカビが生える原因になります。
浴室の使用後には、水滴をタオルで拭き取るようにしましょう。

また浴槽の湯を抜くか、しっかりと蓋をして閉めましょう。
浴室乾燥機で湿気を取り除く時間の目安は3時間です。

なお初めのうちは換気運転で空気を排出してから、乾燥運転に切り替えると効果的です。